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移住5年目 高梁での田舎暮らし

月日が流れるのは早いもので、2012年大阪から高梁に移住して約5年が経過しました。
はじめの1年は高梁市内で生活し、それ以降は吹屋という標高550mの山奥にある美しい町並みで田舎暮らし。今回は私が5年間で感じた高梁の中山間地域での田舎暮らしをまとめてみました。

高梁で田舎暮らしといっても、
市街地と中山間地域では暮らし方が全く違う
市街地はスーパーや病院、コンビニがあり、暮らすには何不自由なく過ごせる。
手に入らないものは1時間もあれば大型スーパーのある倉敷・岡山に行ける。
そんなに不便ではない、贅沢言わなければ都会と変わらないくらい便利じゃないかと思ってしまう。

私の住んでる場所は、その市内から40分の中山間地域、買い物はまとめ買い、移動は車移動、ガソリン補充は計画的になど、同じ高梁市でも場所により色々と暮らし方が変わってくる。田舎の都会と田舎の田舎がある。

美しい里山の風景が見られるのも中山間地の特徴である

雪は場所によっては積もる、スタッドレスタイヤは必須
岡山は晴れの国という雪が降らないイメージを持っている人もいるが、私の住んでいる場所は標高500mあり、市内の中でも豪雪地帯だ。1月から3月、月に1回〜2回、雪が積もる時がある。
雪が降れば身動きが取れなくなる。どうしても外に出ないといけない時は本当に怖い。
スタッドレスタイヤを履いていても勢いよく滑る時がある。
しかし、10分くらい下山すると雪の量は1/3に減っている。どうやら雪が降るのは私の住んでいる地域だけのようだ。(市街地の雪は降ってもうっすら雪化粧くらいです)

車がないと生きていけない、ガソリンは他の市に比べて安い
何をするにも車が必要。アップダウンの激しい中山間地域で自転車に乗っている人は見たことがない。自転車に乗っているのは自転車レースに参加するアスリートくらい。
移動に車は必須。いい車はいらない、なぜなら倒木などで線傷がよく入るから。
軽トラが重宝される。駐車場代はかからない、ガソリンも他の市に比べて安いが、ガソリンランプがつくと焦る。
ガソリンスタンドは市街地にしかなく、40分ほどかかる。ガソリン携行缶が命綱である。

田舎は仕事が無く、自分で作る・収集する力が必要
田舎の仕事は無いようである、あるようで無い。
安定した仕事はなく、自分で作っていかなければいけない。
仕事=お金ではなく、仕事=役割である。
役割を自分で作るか、役を必要としている情報を教えてもらえる関係を地域と作るか
その関係の構築に時間がかかる。

生きる力が身につく、多くのことができるようになる
都会ではできない、食べ物を作る・見つける・狩る、道具やエネルギーを作るなど生活に直結するものを自分たちの力で作る力が身につく。大げさな言い方かもしれないが、自主的に学ぶのではなく、田舎で暮らし始めると自然と体がそっちの方向に動くような気がする。

カメムシ、ハチ、マムシ、ネズミ・・・生き物との共存!?
冬前と春先になると出てくる大量のカメムシ
刺されると病院送りなスズメバチ
噛まれると病院送りなマムシ
倉庫や台所を荒らすリスぐらいの大きさのネズミ
生き物と接する機会の多い田舎では、油断していると命取りになる。

結構、動かなくなるので太る人続出!?
私の中のいい友人は最初は痩せていたが、だんだん太ってきてポッチャリ体型になってしまった。話を聞くと酒を飲む機会が多いからとのこと。
寄り合いや祭りなど酒を飲む機会は多い、そして移動は車移動なのでほとんど歩かないのである。ランニングをしようにも周辺環境はアスリート向けで走れない。家に帰ると美味しい新米でたらふく食べる。運動と言えば草刈りだが、終わった後に皆で宴会。そう、自然と太る仕組みができているのだ。

不便は幸せと感じられる暮らし
最後に、都会と比べて不便と感じることが多いが、不便=不幸とネガティブに感じる人に田舎暮らしはオススメできない。不便だけど、考え方次第で解決できる、気持ち次第で乗り越えられるというポジティブな人の方がやっていける。
テレビや新聞では、都会の暮らしが基準となってしまう世の中だが、自分自身で基準を持ち楽しみ・考えながら生活している移住者も増えてきている。田舎ではプレーヤーが本当に不足しているので、仲間が増えてくることは、とても心強い。

記事 佐藤拓也