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七草農園 エンターテイメント農家 石橋さん

風を集める町、高梁市有漢町(うかんちょう)。
そこは備中高梁駅から車で約30分の場所にあり、農業の盛んな地域で稲作やぶどう、もも等の作物が生産されている。
以前紹介した平井さん(https://takahashi-flat.sakura.ne.jp/高梁移住物語vol-5%E3%80%80有漢町のうかん稲ヶ市農園/)もこの有漢町でイチゴやぶどうを生産している。
そんな町に、2018年新しい風がやってきた。

有機野菜農業を営む石橋千賀良さん。2018年にご両親と一緒に移住した

石橋さんは「自給自足」をテーマとして掲げていたことと、農業のエンターテイメント性の可能性を感じ、大学卒業後に千葉県で農業の研修を2年間受け、自らの農場を運営する七草農園を立ち上げた。

千葉県で有機野菜の生産をしていたが、家族揃って幸せに生活できる場所を求め、移住を考えるようになった。
様々見学した中で、高梁市はコンシェルジュのサポートが良かったことと、物件が綺麗で気に入ったことから、家族との生活や自分のやりたい農業を継続してできそう、という可能性を感じて移住を決意した。

「家は空き家バンクを活用したことで物件は比較的スムーズに決まりましたが、有機農業をするための畑を探すことに苦労しました。」
筆者も地元の方と接する中で、耕作放棄地が増えているとよく聞くが、石橋さんの話しを聞くと、道から近くて広い土地は利用されていて作業性の悪い場所から耕作放棄地が増えていることに改めて気が付いた。理想である広大な土地は少なく、開墾が必要な狭い土地が多かったので石橋さんも苦労していた。

自分のイメージに合う場所を作るため、荒地となってしまっていた土地を開墾しながら畑を拡張している

現在は開墾した場所で100品目以上もの野菜を栽培している

Q. 野菜づくりで心がけていることは?
「一般的な野菜から聞いたこともないような野菜まで多くの野菜を手がけていますが、大量に生産することよりも一回の食事を濃いものにするための要素にしたいという気持ちで野菜を作っています。」

石橋さんは作った野菜をどう美味しく提供できるかを考え、コーディネートも考えている。
納品にも自ら向かい、様々な食べ方を提案している。
その中の一つにカレーの吉田屋さんもある。

ガーデニングのような畑で栽培している

石橋さんの野菜たち。一つ一つ丁寧に届けてくれる。

食用ほおずき。濃厚な甘さでおやつ代わりに食べれてしまう。

飲食店に人気なハーブ類各種

生産だけでなく美味しく食べてもらうことを考えることが一番の目標ですね

お客さんも大事にしたいと考えている石橋さんは、繋がりを持っている飲食店の一つにカレーの吉田屋さん(https://takahashi-flat.sakura.ne.jp/uターンして開業!〜カレーの吉田屋の歩み〜/)もある。
ただ単に納品するだけでなく、シェフと会話を重ねることと、実際にお店の料理を食べることを大事にしている。コミュニケーションを重ね、野菜を美味しく食べてもらう、という形を少しずつでも実現している。

石橋さんの野菜を使用した吉田屋のカレー

野菜の魅力を披露するために寿司イベントも開催

自身で育てたオイスターリーフを使った寿司

最後に石橋さんに移住希望者へのアドバイスを聞きました。
「都会と田舎の生活は全く違います。それこそ外国へ来る感覚かもしれません。住んでみないとわからない部分は多いですが、理想だけでなく現実をしっかりと見て、確認していくことが重要です。」

まだまだ開墾もはじまったばかり。
そんな石橋さんですが、田舎に入り込んで地元の人たちとコミュニケーションをとりながら美味しい野菜を届けられるように日々奮闘しています。
七草農園の野菜は「カレーの吉田屋」や「花のれん」等で実際に食べることや真庭市のアグリガーデン等で購入することもできます。

石橋さんの運営する「七草農園」の情報はこちらで見ることができます。
HP:https://i-maniwa.com/area/nanakusa/index.html
Facebook:https://www.facebook.com/793nouen/?epa=SEARCH_BOX
ポケットマルシェ:https://poke-m.com/producers/38002

お問い合わせについてはHP等から直接お問い合わせください。