高梁に、新しいゲストハウス「柔」（YAWARA）がオープン！！

みなさま、はじめまして！
この度、「ふらっと高梁」に女性目線を・・・ということで、
ライターの仲間入りをしました、西原　千織（にしはら　ちおり）と申します。

私は、高梁市地域おこし協力隊として、８月に移住してきました。
都会からきた、移住したてほやほやだからこそ発見できる、高梁の魅力や宝を、
女性・・・といいますか、かなり個人目線でお伝えしていくことになるかと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

高梁に、新しいゲストハウス「柔」（YAWARA）がオープン！！

さて、そこで今回さっそくお邪魔させていただいたのは、
今年１０月に、高梁市川面町に新しくオープンしたゲストハウス「柔」です。

築60年の民家を改装したゲストハウス

訪れたら、きっと誰もがゆったりと深呼吸してしまう（だろう）、
のんびりとした豊かな里山風景が広がる川面町。
うららかな高梁川のそば、ＪＲ伯備線も近くを走る、
川面郵便局の目の前に、ゲストハウス「柔」はあります。

オーナーは、金盛　友彦（かなもり　ともひこ）さん。
地域おこし協力隊として昨年９月に高梁に移住していた、私の先輩隊員でもあります。
そんな金盛さんに、今回オープンしたゲストハウスについて、インタビューをしてきました。

金盛さんは、ワーキングホリデーや海外青年協力隊（柔道指導員）として世界中を飛び回り、
約１０年間で訪れた国は３０ヵ国！！という経歴の持ち主。
世界を巡る中、金盛さんにとってゲストハウスは、とても魅力的な場所に映ったんだそう。

「ゲストハウスは、ワーキングホリデーで働いたり、自転車でラウンドしているときに
利用したんだけど、そこで色んな国籍の人たちと出会うのが面白かったんだよね。
ゲストハウスのオーナーも、限られた資源で家でも何でも作っちゃうとか、すごい人も多かったし。だから、オレもやるんだったらこういう仕事がしたいと思ったんだ。」

こだわって作ったというキッチン。天窓からは日の光が差し込む。

「極めつけは、日本に帰ってきたとき。自分は世界に出て様々な経験をしてきたけれど、
そんな話をできる相手が周りにいなかった。また、数年海外に出ようかとも思ったんだけど、
いつかやろうと思っていたゲストハウスをまずは自分で作って、そこに世界中からみんなを呼び寄せたほうが面白い！と思ったんだ。」

ゲストハウスをやるなら、親密な人間関係や地域関係ができるだけつまった
田舎に行きたかったという金盛さん。さらに、豊かな自然や日本文化がある場所を探します。
その一方で、あまり田舎すぎるのも、海外との行き来がしにくくなる、とも考えました。
そうしてたどり着いたのが、高梁。

１階のオープンスペース。１０月末、こたつもストーブも解禁です。

「高梁は、調べたら空港も一時間くらいだし、外国人もいる。
雲海もでれば、吹屋もある。一体どういうことなの？こんないいところがあるの？と。
実際、はじめて高梁に来た時、電車の中では、とんだ山奥に連れていかれると思ったけれど、
備中高梁駅に着いたら、駅がすごくきれいで！思わぬ宝を発見したと思ったよ！！」

そんなみつけてしまった宝の土地・高梁で、念願のゲストハウスをついにオープン。
金盛さんが空き家バンクから救い出し、地元の大工さんと廃材などを利用しながら大切に改装し、
よみがえったゲストハウス「柔」は、どこからも明るい光が差し込み、心地よい空気が流れます。

２階のゲストルーム。古き良き民家の風情が漂うお部屋。

ここでは、情報を求めてくる人たちの繋がる場や、発信の場としてはもちろん、
地元の人たちにも、ホームパーティーやイベントなどを行ってもらえるような空間として、
気軽に利用してほしいとのこと。
そして、ゆくゆくは、高梁・岡山・国内、さらには、海外にも面白い空間をどんどん作っていきたい！
と語る金盛さん。

熱意とやる気のある若者の夢の場所が、また一つ、高梁にうまれました！
みなさまもぜひ一度、利用してみてはいかがでしょうか？