満員電車に押し込まれる経験を初めてした。
まるで、ソーセージのミンチのように電車に詰め込まれる人達。
おしくらまんじゅうなんて優しい言葉ではなく、少しでも他人に空間を奪われないようにするための
陣取り合戦だ。息を潜めて、到着駅に着くのを無機物になりながら待つ。
いなかもんが東京に来た。仕事では何回か来ているので、人の多さや山が見えないことに対する不安はなかった。
「地方創生」「地域おこし」「特産品開発」
そんな言葉に関心がある岡山のヒトが必ず訪れる場所が新橋にある。
とっとり・おかやま館。近年オープンした鳥取と岡山のアンテナショップである。
新橋駅出口の目の前にある好立地な場所にある、岡山を代表する桃と鳥取を代表する梨が手を取り合っているロゴはセンスが良い。
来場者も50万人を達成したとのコト。
担当者の方に聞いてみた。
私:「どんな人が来ていますか?」
担:「年配の方が多いですね。お昼の時間は、サラリーマンやOLさんも来られたりします」
私:「やはり、地元にゆかりのある人ですか?」
担:「そうですね。特産品や健康ブームなので、そういった方がこられますね」
私:「高梁のモノとかを置いてもらいたい場合はどうしたらいいですか?」
担「エントリーをして、審査を通れば取り扱えるので、是非エントリーをしてください」
【東京】という漠然とした偶像に地方は憧れを抱くが、こういったアンテナショップを上手く活用して
東京進出をジワジワすすめていくのが正しい方法かもしれない。
「東京目指すぞ!!」ではなく、「とっとり・おかやま館に置いてもらうぞ!!」とコチラを目指したほうがおススメです。
さて、場所は変わりまして浅草へ
最近は外国人観光客も多く、人力車も外国人の兄ちゃんが案内していました。
途中、ムツゴロウさんにも遭遇し、東京は普通に芸能人が歩いているんだなと感動。
そんな浅草に、今一番ホットなスポットが誕生しました。
昨年12月にオープンした「まるごとにっぽん」という
47都道府県の良いものを集めたスーパーアンテナショップ。
1階から4階まで地方でびっしり。
まず、一階ですが、こちらが一番にぎわっていました。
地方の食の販売コーナーです。観たことのない食べ物でいっぱい。
東京から一番遠い町と言われている愛媛県愛南町からも高校生が販売応援に来るなど
全国からいろんなヒトとモノが集まって、すっごく活気がありましたよー
二階は工芸品になており、しっとり落ち着いた雰囲気です。
三階は地域の情報コーナーと移住や仕事の相談窓口。
四階は飲食店でした。
しかし、どこに行ってもすごい人。
岡山空港に着いたとき、人の少なさに不安になったけど。
これが田舎の良さだよなと改めて、自分はココが合っていると感じました。
情報の収集と足の運動に、たまに行くのがいいなと感じた東京視察でした。
都会のほうが良く歩く。これホンと。