東京初開催 高梁暮らし交流会

先日、3月24日東京は高円寺で「高梁暮らし交流会」なるイベントが開催された。
このイベント、一言で言えば、縁つなぎのイベント。
田舎暮らしに興味があったり、高梁出身であったり、その友達であったりと
東京で、高梁に関係や興味がある人が集まって交流する緩やかな会。

こちらがイベントのチラシ

会場は東京杉並区、高円寺にあるカフェ「ぽれやぁれ」。
川上町の地域おこし協力隊、西原隊員が移住前から関わっていたということで、今回はこちらを会場で使わせてもらった。
12時スタートで始まったイベント。東京で高梁のイベントなんて来てくれるかなと正直不安。
東京などの都会でイベントをするとき、一番大変なのが情報発信で、情報が多すぎてどこに向けて発信して良いかが非常に難しい。今回はフェイスブックとつながりで告知を実施。
果たして、集まるのか・・・当日まで分からない、少し不安なスタート。

こちらが「ぽれやぁれ」 木のぬくもりが感じられるアットホームなカフェ

腹が減ってはイベントできぬ。西原隊員作、15食限定の猪肉プレート

来場者が絶賛したのは、このイノシシハンバーグ。
初めはイノシシと聞いて驚いていた来場者も、一口食べて美味しいと絶賛。
捕獲後、丁寧に処理されたイノシシは臭みが一切ない。野菜も川上町の有機栽培もので味が濃く、ご飯にはもち麦が入っている。高梁の魅力たっぷりのプレートで食べながら高梁の魅力を感じてもらえる。

この日はミニマルシェも実施。柚子胡椒や紅茶、ピーナッツ豆腐などご当地限定の素材が揃った。

お腹も満たされ、14時になったころ次なるイベント「べんがら染ワークショップ」が鎌田隊員主催で始まった。
松原町の地域おこし協力隊員の鎌田隊員は移住後、べんがら染の魅力に取り憑かれた。この楽しさ・美しさを広めたいと、様々な場所で体験できるワークショップを実施している。

赤・黄・黒など様々な色合いがあるべんがら

鮮やかな色に夢中になる参加者 白い服を着てきた人は染めたい衝動に駆られてしまう

杉並区は、服屋や古着屋が多い。白い布であれば染められるということで飛び入りの参加者は町で服や靴などを買ってきて、染め始めた。初めましての人も輪になって染めれば、いつの間にか仲良くなっている。不思議なものだ。

庭ではべんがら染、中ではカフェトークで盛り上がって来た。

終盤には移住希望者も参加して、移住者・希望者・地元高梁民という様々な視点から見た高梁の暮らしを話し合った。移住希望者からは「今度は高梁に遊びに行きます」と嬉しい声が。

今回、東京で初開催の「高梁暮らし交流会」
不安スタートの東京でのイベント、蓋を開けてみれば30名を超える参加者で大盛況に終わった。
様々な世代、経歴のメンバーが高梁をテーマに交流する取り組み。
移住相談だけではなく、都会と地方の関係づくりも出来た有意義な1日となった。

取材・記事 佐藤拓也