仕事場でカニの話になった
私「高梁ってあんまり美味しい魚手に入らないですよね-スーパーもパッとしないし・・・」
先輩「魚は魚屋さんで買うと新鮮だよ!!まぁ一番は海に行くのがいいけどね」
私「じゃあ境港にカニでも食べに行きましょうよ!!」
先輩「カニなら高梁でも美味しいのが食べられるよ」
私「マジすか!!ウソでしょ」
先輩「ちょうど今が旬だから魚屋さんに行ってみ」
ということで、高梁で愛されているカニを探して、魚屋に行くと・・・
ん?「川ガニ」?この時期はズワイガニとかじゃないのか・・・まぁいいや
私「すいません 川ガニいますか?」
故障して開かないシャッターの横からクマの様なおじさんが出てきた
親父「アイよ!茹でと生どっちが良い?」
私「選択制なのか・・・食べやすいのは茹でだが、話題的には・・・」
私「生ください!!」
親父「アイよ!!何匹いる?」
私「とっとりあえず一匹で・・・すいません」
何故か、魚屋や肉屋にいくと緊張してしまいかしこまってしまい、買う立場なのに無駄に謝ってしまう。
親父につれられ、魚屋の横につれていかれた・・・
置いてあるウサギのケージみたいなものを覗いてみると
いた!!これが川ガニ ワサワサ入っていて、上から水が掛けられている。
正式名称は「モクズガニ」あの高級食材上海ガニの親戚でもある。
私:これどうやって食べるんですか?
親父:水から茹でて食べるのが良いよ!塩入れるのが好きな人もいるし、入れないのが好きな人もいる」
私:身を食べるんですか?ダシが美味いんですか?
親父:身をほじくって食べるんが最高だ!!まぁ10月頃だったらもっと大っきくて卵を持ったカニが入るんだけどな
私:おっちゃんはどうやって食べてるんですか?
親父:ワシ?ワシはサワガニ派や!!唐揚げが最高に美味いぞ!!
なんとオッサンは川ガニ派ではなく、サワガニ派であった。でかいナリして食べてるカニは小さかったのには驚いた。
しかし、想像すると大きな体で、ちまちまカニの身をほぐしているより、サワガニをバリボリ食べている方が似合っている。
そんなことを思いながら400円という良心的な価格で一匹購入し、帰宅する。
さて、無事に連れて帰ってきたので、取り敢えず鍋に水を入れてカニを入れてみた
食べようと思って買って帰ってきたが、なんか感情移入してしまった。
こんなことなら茹で蟹を買ってきたら良かった。。。
昔やっていた 世にも奇妙な物語の話を思い出した。
夕食のために生きた蟹を購入する二人の主婦。
ゆかり(岡田奈々)の家庭では、「生きているのにかわいそうだ」と息子が泣きながら抗議する。
ゆかりはその言い分をもっともだと思い、次の日、海に返しに行こうと約束して食べるのをやめる。ゆかりと共に蟹を買ったもう一方の家では、美味しく蟹を調理して食べていた。
その夜、蟹を食べた夫婦の元に泥棒が入り、二人は犯人に蟹のハサミで刺し殺される。
一方、ゆかりの家ではボヤが起こるが、蟹達が吹き出した大量の泡によって消火され、大事には至らなかった。
海。砂浜に放たれる蟹達。
見送るゆかり一家。
私はカニを逃がすことにした。
このカニを食べるのには少し経験値がいるようだ。
もし、このブログを読んで食べようと思う方がいれば
まずは茹で蟹をオススメします。