最近、高梁市内でこのようなチラシをよく見かけないであろうか。
「高梁国はじめてみました」。説明を読む限り芸術に関連したイベントであるらしいのだがその詳細はどのようなものなのか。気になる。
今回、本誌は同イベントの運営スタッフの一人と接触・インタビューすることに成功した。以下にその内容を記載する。
■「高梁国はじめてみました」とは?
本紙記者(以下記)こんにちは。
スタッフH氏(以下H):こんにちは。
記:本日はお時間頂きありがとうございます。さっそくお話を伺いたいんですが、「この高梁国はじめてみました」、どのようなイベントなのでしょうか?
H:そもそもは「まちアートマネジメント講座」っていう、講座の一環なんですよ。
記:「まちアートマネジメント」?それはどのような講座なんですか?
H:簡単に言うと、古い町並み、趣のある町並みを利用して、芸術に関連したイベントを企画してみよう、という講座です。「高梁国~」は、その講座の総決算として受講生たちが企画・運営したイベントです。
記:なるほど。受講生にはどのような方がいらっしゃるんですか?
H:それはもう、いろいろ。町並みを利用したイベントや芸術に興味ある人が集まっています。県外から来ている人もいますよ。
記:県外からですか。
H:はい。
記:その他の方は高梁市内住まれているんですか?
H:いや、市内在住者は僕だけです(笑)。あとはみんな市外の人たち。
記:そうなんですか。
H:ええ。だからこそ、いろいろ勝手が分からず大変な点もありましたが、新鮮な企画ができたと思います。
■紺屋川が光る?
記:では、具体的な企画内容について伺いたいんですが・・・
H:じゃあ、実際に現場まで行ってみましょうか。
【紺屋川周辺】
H:まずはここです。ここでは、山形忠正さん、かとうゆみこさんの作品が展示されます。僕もここが担当区域です。ここでは、紺屋川に浮かべられた作品が光ります。
記:光るんですか。
H:光ります。10月30日は夜まで展示しているので、暗くなってから来られたらきれいだと思います。
記:へえ。面白そう。
H:でしょう。他にもいろいろありますよ。
【文化宿花屋跡】
ここでは宮崎政史さんによるギターパフーマンスが行われる。ギターからは、弾いている音域によって異なる色のスプレーが出る仕掛けが施されていて、ギターを弾きながら絵画を製作する。
【高梁基督教会堂】
役者として活躍する大西千夏さんが、一人語り形式で音楽劇を上演。音楽家やダンサーも来る。
公演は10月31日の15時~、と18時~、の2回開催。
【観光物産館 紺屋川】
藤井龍さんプロデュースで、複数の市内飲食点と協力し、各店舗のインディアントマト焼きそばを販売。食べ比べもできます。
【菊屋小路】
玉野市・駅東倉庫で製作に励む山田敏慎さんが木彫作品を展示。コンセプトは「見てクスッと笑える、触れて何か感じてもらえる作品」。
【池上邸】
版画家・イラストレーターのアオイアツシさんがオリジナルの藩札(貨幣)を印刷。イベントを周りながら蒐集が楽しめる。
また、小林テレサさんによるファイバーアートも実施。見慣れた池上邸の空間が大きく様変わりするかも?
■最後に・・・
記:いろいろ楽しそうな展示がありますね。
H:はい。このイベントのために春から会議を重ねてきました。とても面白い作品が見られると思うので、皆さんぜひ遊びに来て下さい。
記:本日はありがとうございました。
H:ありがとうございました。
【高梁国はじめてみました】
開催日時:10/31(土)、11/1(日)
10:00~(終了時刻は各展示でばらばらとのこと)
開催場所:紺屋川美観地区・本町周辺
・Facebook
https://www.facebook.com/takahashikoku
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