どう天空の城、「備中松山城」
雲海に浮かぶ幻想的な光景を一目見ようと、全国から観光客が殺到している。
全国ニュースにも取り上げられ、高梁市が待っていたブームが到来した。
竹田城がgoogleのCMに取り上げられ、ブームになったあたりから備中松山城が来る気配はしていた。
じゃあ次はどこが来るのか?旅行業者や広告業者は次のブーム探しで全国にアンテナを張り巡らしている。
そこで、意外と知られていない高梁市有漢町にある山城「有漢常山城」をさりげなくアピールしてみる。
有漢常山城は備中松山城も築いたとされる秋葉重信によって築かれた城で、北側の山麓部分に居館を構えていた秋葉氏の詰めの城として築かれた。
現在建っているお城は、実際に建ってたらこんなんだろうな!という有漢町民の熱い想いで建てられた。
実際にあったお城は、ニセモノの常山城の裏に行くと形跡があるのですが、大体の人はお城を見て満足して帰ってしまう。
家に帰って調べると、「あの城の裏に、本物の城跡があったのかよ!!」とショックを受けるので、検索はオススメしない。
さっそく行ってみる。
バリアフリー対応の手すりつき階段を上がって、右に曲がると現れる大きな扉があらわれる。
「ギギギギギーーーバタン!!」とバイオハザードの様な音が出るので、心臓の弱い方は注意して欲しい。
お城の中は、とっても静かで人の気配はしない。少し不気味である。
中に入ると、まず眼に入るのがコチラだ
懐かしのハイウェイカード!!今の若い人は分からないとは思うが、ETCが普及する前はスマートに使用されていたのがこのハイウェイカードだ。
使用済みのハイウェイカードがアート作品の様に展示されている。必見である。
そして、ガラスケースの中には、地元の小学生が作ったのだろうか、パズルが展示されている。
そしてそして、この辺りの伝統工芸品「コトコト馬」ポニーくらいの大きさである。
ふと、入り口にある看板に目をやると
1階「風の館」と書いてある。
なるほど、ハイウェイカードという時代の風や、崩れたジグソーパズルから風のイタズラを連想してね。ということか。
では2階化石の館に行っていよう。ちなみに建物は無人なので電気などはセルフでスイッチお願いします。
2階に上がると色々な貝の化石が並んでいる。
この辺りは昔、海だったようで貝の化石が良く発掘されたのだとか。
太古の歴史を感じさせる神秘的な空間である。
奥の方に行ってみると、なにやら巨大なシルエットが・・・
四方をロープで囲まれ、厳重に保管されているのは巨大スッポンであった。
まるで、ツタンカーメン展のツタンカーメンの様に神々しく、フロアの中心に展示されている。
しかし、一体なんでこんなカメが展示されているのだ?下の看板に目をやると
なんと有漢町には1.8mの巨大スッポンが生息していたのだ!!それを再現したのが先ほどのスッポンである。
浦島太郎もビックリの大きさである。現存していれば、竜宮城ならぬ常山城に連れて行ってくれるはずだ。
地域おこし企画として、「巨大スッポンが常山城へご案内、玉手箱のお土産(ハイウェイカード)付きプラン」などどうだろう。
などと、一人で盛り上がってしまった。。。先を急ごう。
3階は展望台になっており、常山公園を見渡すことができ、天気がいい日は遠くまで見ることが出来ます。
写真はあえて載せないので、想像を膨らまして、常山城の3階へ足を運んでみてください。
帰るときは電気の消し忘れがないようにお願いします。
色々あって、一人で楽しんでしまった「有漢 常山公園」。
帰る頃には辺りはすっかり薄暗くなり、帰り道信号待ちで止まっていると。
なにやま、山の山頂のほうが光っているではないか!!?
よくよく目を凝らして見てみると・・・
まだまだブログネタが多そうな地域である。。。