文学賞というと、一番に頭に浮かぶのはやはり芥川賞・直木賞辺りかとも思うが調べてみると世の中には文学賞というものは余程ある。それらはだいたい応募作の性質によって棲み分けがされていて、例えば上記の芥川賞、直木賞は、ざっくり「純文学」と「エンタメ文学」とに分けられる。
また、エンタメ文学といってもジャンルは多岐にわたり、ミステリーならミステリーの、時代小説なら時代小説の文学賞があり、まさに文学賞というものは文学賞と一口にいっても千差万別なのである。
ところで、これら作品の傾向やジャンル以外にも他の賞とは棲み分けがなされている文学賞がある。地方文学賞である。
地方文学賞とは、全国の自治体や企業が募集する文学賞で、例えばその地域の居住者のみ応募可能なもの、或いはその地域を題材にした作品を募集しているもの、はたまた地域にあやかった賞の名前が付けられているだけで全国から自由な作品を募集している賞もありこちらも実に多様な種類がある。
で、高梁市にも「高梁市文学選奨」という文学賞があり、平成17年度から毎年度一回ずつ、昨年度(27年度)まで計11回の募集があった。これの応募条件は高梁市在住、もしくは通勤・通学している人。
例年、
①小節・随筆等
②詩
③短歌
④俳句
⑤川柳
⑥童謡作詞
の計6部門が募集されている。締切は例年9月初旬。
入選、及びそれに準ずる評を得られた作品は毎年3月に刊行される作品集に収録。この作品集は市内の公民館等に配布される他、市の教育委員会でも販売するとのこと(500円)。
もちろん読むだけでも楽しめるが、市内在住なら一度挑戦してみても、自分の意外な才能に気づけるかもしれない。
【主催・高梁市教育員階ホームページ】