高梁尽くしの豆富料理専門店「恋美豆富雲白（こいびどうふくもじろ）」 | 【岡山県高梁市で田舎暮らし】たかはし移住応援サイトふらっと高梁

高梁に移住してすぐに、「おいしいお豆富屋さんがあるよ！」と、
連れていってもらって以来、そのお店のお豆富の大ファンになってしまった私。
そこは、2017年6月にオープンした、
高梁市津川町にあるお豆富料理専門店「恋美豆富　雲白」。
何度か通っていたのですが、どうやら高梁市民でも、
「行ったことがない・・・」という方もいる？！ということで、
今回、雲白さんのおいしいお豆富をぜひとも、皆様に知っていただこうと、
取材をさせていただきました。

備中高梁駅から車で15分。国道313号沿いに「恋美豆富　雲白」があります。

― お店の名前にも入っている「恋美豆富」とは？
『ここの豆富は、岡山県産の大豆を使っていて、一般の豆富よりも豆乳が濃いんです。ふつうの豆富は、濃度が10％くらい。けれども、ここの豆富は14％。
豆富が固まるギリギリまで濃度をあげてます。
この「濃い」豆富と、「恋」をかけて、「恋美豆富」という名前を作りました。』

この「恋美豆富」。
作っているのは、備中高梁駅の裏側にある「須山豆腐店」。
1961年からずっと、機械化されてない手作りの製法でお豆富を作られています。
そんな豆富の老舗の「須山豆腐店」が、平成25年にNPO法人となり、
障がい者の方たちの働く場として、工場の空いたスペースで内職をしたり、
別の工場で一緒に仕事をしたり・・・という、就労支援を始められました。
その流れもあり、もっとおいしい豆富を作りたい！食べていただきたい！と、
このお店がオープンし、現在、3名の障がい者の方たちと共に、お店をされています。

― お店のコンセプトでもある「高梁づくしの・・・」というのは？
『メインの豆富はもちろん高梁で作っており、
それ以外にも、醤油、味噌、野菜などにもこだわって、
すべて手作りの安心・安全なお料理を提供させていただいています。
ゴマダレのゴマも、毎朝、頑張ってすってるんですよ（笑）。
また、日本酒も高梁市成羽の白菊酒造さんのお酒や、
コーヒーカップや皿、片口も吹屋の「ベンガラ焼の器」だったり、
お店ののれんも「ベンガラ染め」で作ってもらいました。』

オープン当初からある「雲白御膳」（税込1,100円）。豆富カツレツが自慢の一品

なるほど。
こちらに来れば、高梁自慢の色んなものが、一気に味わえる・・・ということですね。
気になるメニューですが、男性でもしっかり満足できるような豆富カツレツだったり、
豆乳鍋や豆富カツレツ、煮物、胡麻豆腐・・・などがのった超豪華な御膳だったり、
逆に、ランチでも気軽に食べれるような豆腐カツカレーがあったりと、
さまざまで、色んなシチュエーションで楽しめます。

ここで、店長さんとチームリーダーの山本さんに、
ご自身が一番好きなメニューを聞いてみました。

店長『私は、何気にカレーが好きかな。気軽に食べれるし、おいしいんです。』
山本『僕は、豆富の味がしっかり味わえる湯豆腐（夏は、冷奴）の恋美御膳！』

左：豆富カツカレー（税込800円）　右：恋美御膳（税込900円）

どのお料理にもお豆富はもちろん、野菜がたくさん！
これは、ヘルシーでちょっとくらい食べ過ぎてもいいのかも・・・。

さらに、店長さんには、おすすめの裏（？）メニューも教えていただきました。
『デザートでお出ししている「豆富白玉」ですね！
実は、この白玉、恋美豆富と白玉粉のみでつくっているんです。
今の寒い時期は、あったかいぜんざいでお出ししてますが、
私は冷たいぜんざいで食べるほうが好きです。
冷たくしても、全然固くならずにつるっとした食感が楽しめるんですよ。』

わー！出ました、デザート！！
女子は絶対好きですね～。私も甘いもの好きで～・・・と騒いでいましたら、
「食べさせてあげるよ」と山本さん。すいません、催促したみたいで。