昔風情の駄菓子屋さん 植田菓子店で珍しいお菓子を買う

前回、「Vicchu Nut」(ビッチュナッツ)さんで美味しいパスタ、真鯛のアクアパッツァ等を頂き大変満足した筆者であるが、しかし腹というものは時間が経てばまた減るものと決まっている。放っておいても減る。なかよししてても減る。
それで凹んだお腹を抱えて筆者が向かった先は栄町商店街のアーケードを抜けた先にある植田菓子店。

 

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このお店ではたくさんの種類の駄菓子を売っているのだ。いまどき駄菓子屋さんなんて見かけないから前から気になっていたのだけれど、今日はじめて入ってみたのだ。

 

いろいろなおかし

いろいろなおかし

店内の様子

店内の様子

たくさんのおかし

たくさんのおかし

 

店の中には誰もいない。ひさしが降りていたしもしかして「休業か?」と思ったが暫く思案していると中からおじさんが出てきてくれた。たまたま奥にいたらしい。ちなみにひさしは「日除け」だという。

 

招き猫が見ている

招き猫が見ている

 

それにしても豊富な駄菓子である。筆者が見たこともないものがたくさんある。
「このお店いつからやってるんですか」
「ずっと前からやってるよ」
おじさんが言うずっと前からとはいつの頃からのことなのかというと約70年ほど前からのことらしい。
70年前。おじさんの親御さんの代からのお店だそう。年期入ってる。70年前といえば終戦の翌年のことである。相当歴史ある。

 

ちなみに昔は焼き物のお菓子を作って売っていたらしい。

お菓子を作っていた時の器具

お菓子を作っていた時の器具

豊富なおかし

豊富なおかし

きゃんでぃ

 

おじさんによると雑誌の取材が入ったりすることもあり、観光に訪れたお客さんがよく足を運んでくるらしい。多くの人に「貴重なお店だ、守って下さい」とお願いされるのだとか。お客さんから存続を依頼されるお店というのもそうない気がする。

 

お菓子を量ってくれるおじさん

お菓子を量ってくれるおじさん

そろばんで計算してくれるおじさん

そろばんで計算してくれるおじさん

 

筆者もいくつか気になったものを買ってみた。いずれも初めて目にするものばかり。おじさんに「これください」と言うとはかりで重さを計測してくれる(ほとんどのお菓子が100グラムあたり幾らの量り売りで販売されている)。
なんだかこの辺りも昔っぽい。袋にお菓子を入れて、少しずつ足して、入れすぎていたら少し減らしてを繰り返す。それから合計金額の計算は算盤で行う。

 

元祖ボール

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帰ってみて調べてみるとこの豆っぽいものは「元祖ボール」というらしい。豆っぽいが米菓子であるようだった。

 

なぞのふくろ

なぞのふくろ

 

この袋の方はあんこのお菓子かと思ったら、

 

しるこうら
粉末しるこだった。嬉しい誤算。筆者はおしるこ大好きなのだ。餅もある。

分からなかったのはこの豆だか米だから白いもので包まれているお菓子。

なんていうお菓子なのか

なんていうお菓子なのか

岡山では一般的なのだろうか?分かる方いたら連絡下さい。

 

【植田菓子店 地図】

https://www.google.co.jp/maps/place/%E6%A4%8D%E7%94%B0%E8%8F%93%E5%AD%90%E5%BA%97/@34.7920258,133.6156848,15z/data=!4m2!3m1!1s0x0:0x46220afaa0ca803c?sa=X&ved=0ahUKEwih67fBrO_KAhVFJ5QKHV7WB4IQ_BIIejAO