松原で年越しソバを作ろう

今年もふらっと高梁、お世話になりました。
あっという間の1年という言葉を毎年言っておりますが、年々一年経つのが早くなる気がして、焦るを通り越して悟り出している年末です。

さて、慌ただしくやってくる年末ですが、地域で暮らしていて良いなと感じることは、餅つきやしめ飾りづくりなど年末の行事が経験できることです。
これをすることで、なんとなく流れていく一年が引き締まるような気がするんです。

今年経験したことは、「年越しソバづくり」。
松原町で毎年12月30日に開催される年越しソバづくりに参加して来ました。

講師を務めるのは地元のソバ名人こと東さん。普段は地元の建設会社の社長さんという経歴。
有志で運営している産直市の「やまびこ市場」でも定期的にソバを提供しており、山の上までわざわざソバを目指してお客さんがやってくる。
https://takahashi-flat.sakura.ne.jp/第2回やまびこ市場で手打ちそばの夢を見る/

まずは先生のお手本を見させてもらう。

そば粉をしっかり混ぜる

 

水と粉を指一本で混ぜる。こうすると手が汚れない。

水が馴染んだら、バラバラになるまで混ぜる。

ここから、丸→四角へと伸ばしていき

0.5mmから1mmに切って完成。

流れるような手さばきで、とても簡単そうに見える。
あっという間に0.5mmのソバが出来上がった。
見よう見まねでやってみる

同じように

四角に伸ばして

リズム良く切る

ウドンの完成w

実際にやってみるが、どうも先生のようにはいかなかった。
それでも、完成したソバは立派なものだ。ウドンのようだが、立派な田舎ソバである。

そして、終了後には先生が作ったソバを味わう。
さらりと流れるような口当たり。なのに、しっかりコシがある。コンビニのソバとは比べものにならない。
これが田舎のご馳走である。締めに蕎麦湯をもらい、ホッと一息一年を振り返った。

先生のソバは美しい

毎年、参加者の腕前が上がって来て嬉しいと先生。
年越しソバを食べる理由は長く伸ばして細く切って作る食べ物なので、細く長くということから「健康長寿」「家運長命」などの縁起をかついで食べるようになったという説が一般的という。
来年の今頃には今日習ったことも忘れているかもしれないが、また来年も健康でソバを作りながら楽しみたい。それでは皆さま、よいお年を!!また来年、ふらっと高梁をよろしくおねがいします。

取材 佐藤拓也