むかーしむかし高梁市松原町に「きびの郷ワンダーランド」という夢の国(遊園地)があった
ワンダーランドはとても人気で、松原町から高梁市市内まで ながーーーい 渋滞ができたそうな。
一世風靡したアイドルのコンサートなども行われ、ワンダーランドは時代の最先端だった。
それからしばらくして、惜しまれながらワンダーランドは閉園し、跡地に「ゆらら」という施設ができた。
ゆららは、プールや温泉・宴会のできる大広間・レストラン・スポーツなどなんでも揃う施設で
夏はプール、冬は温泉と地域の方に愛される場所となった。
そして、月日は流れ
人気だった施設も、少しずつ訪れる人が少なくなり
地元の人の利用も少なくなり
だんだん忘れられ・・・
平成24年12月31日 静かに閉園した。
あれから2年、そのままの状態で放置されているこの施設。
一時、場外馬券場ができるという話に、地域は不安定になり
その話もなくなり・・・今に至る。
もったいないと言う人
壊してしまえと言う人
何とかしたいと言う人
家は5年空き家になると老朽化が進み、再活用が難しくなると言われている。
ゆららも同じく、時間がたてばたつほどにつれて再利用が難しくなってくる。
誰かが使うか
残して忘れ去るか
壊して無くすか
なかなか決まらない巨大な空き施設に
冬の冷たい風が吹きつけていた。
高梁市健康増進施設「朝霧温泉ゆ・ら・ら」の今後の活用方策等に関する提言 [PDFファイル/1.0MB]