田舎暮らしで嫌な事。
それは命を脅かす生物との遭遇率が高いこと。
ムカデ・蛇・イノシシ・・・
最近ではクマも出没してきているし、マダニもニュースになってきた。
都会でこういった生物と出くわすことはないが、移住してからは度々目撃することになる。
中でもスズメバチは8月から9月にかけて繁殖期に入り、気性が激しくなり被害件数も増える時期。
毒が強くもっとも危険とされているのがオオスズメバチだが、周りではキイロスズメバチに刺される人が多い。 彼らは家の軒下などに巣を作り気性も荒いため、リアルタイムで刺されたという情報が入ってくる。
幸い今年はまだ、聞いていないがそろそろ、SNSで流れてくるかもしれない。
こんな記事を書いていると逆に刺されるのではないかと、内心びくびくしている。移住して地域で活躍する「地域おこし協力隊」の隊員も田舎暮らしの中でスズメバチに刺されている。移住者の人は特に注意が必要だ。
私は絶対刺されたくないのだが、怖いもの見たさならぬ怖いもの聞きたさで実際、刺されたときはどうだったのか、2人の隊員にインタビューをしてみた。
新見市M隊員の場合
Q 刺された虫の種類
A キイロスズメバチ
Q どこで刺されましたか?
A 家の前で腕
Q 刺されたとき、どんな感じでしたか?(痛みの感じ方、思ったことなど)
A 注射を打たれた時のような感じで、後から熱くなってくる
Q その後、患部・症状はどんな感じになりましたか?
A 蚊に刺されるの倍くらいに腫れた
Q 病院いきましたか?
A 気合いで治す
Q 刺されないためにアドバイスお願いします。
A 巣を見つけたら早めに駆除する、整髪料つけない、黒のものを着ない、動じない
Q 刺される前は、自分は大丈夫、逃げれると思いますが、避けれましたか?
A いきなりきたので避けるまもない
高梁市E隊員の場合
Q 刺された虫の種類
A キイロスズメバチ
Q どこで刺されましたか?
A ガレージで
Q 刺されたとき、どんな感じでしたか?(痛みの感じ方、思ったことなど)
A あっ、さされた!っていう感覚
Q その後、患部・症状はどんな感じになりましたか?
A だんだん腫れを感じて、あつくて、やや過呼吸
Q 病院いきましたか?
A 病院にいきました
Q 刺されないためにアドバイスお願いします。
A 畑しごとや、なにげない、花壇やガレージの水掃除など、状況の確認をしてから行うと安全
Q 刺される前は、自分は大丈夫、逃げれると思いますが、避けれましたか?
A いや、絶対むりです!しかし、背を向けなければ、なんとかやりすごせたかも
いやー共通しているのは、襲われたら逃げる暇もないということですね。
患部もだんだん熱くなって腫れてくる様子。恐ろしい。
二人も書いてくれているように、この時期ハチの動きを注意して行動するしかない。
ちなみにハチに刺されるとアナフィラキシーショックというアレルギー反応を起こす場合がある。
反応が出てから15分~20分で病院に行かないと非常に危険な状態に陥る。
田舎の場合、病院に行くまでが30分以上かかる場合があるので、刺された時点で死のリスクが高まる。
※アレルギー反応がある場合は、次回に備えてエピペンという治療薬が処方されます
最後に刺されたときの応急処置として
1 すぐに毒を絞り出し(口で吸い出さず、指でつねって絞り出す)、
2 良く水で洗って冷やす(毒の回りを遅くする)。
吸引器があれば吸い出す。
臭いの付着による次の攻撃を避ける。
3 抗ヒスタミン軟膏やステロイド剤、タンニン酸水を塗布。
(アンモニアは効かないのでつけない方が良い。
市販薬の抗ヒスタミン剤を予め購入しておくと役に立つ)
http://grapee.jp/13327
このサイトでは、スズメバチの脅威と対処法がわかりやすく書かれている。
地域・移住者の皆さん注意深く生活しましょう!!