吹屋ふるさと村に行ってみて

こんにちは。今日もインターンシップ中の吉備国際大学生:宮地真衣さんに記事を書いていただきました。

それではどうぞ!

こんにちは。宮地真衣です。

今回は吹屋ふるさと村に行ってきました!
この村は、江戸時代にベンガラの街として栄え、今でもその面影を残しています。

1977年に国の伝統的建築物群保存地区に指定され、2020年には日本遺産に認定されました。
ベンガラの赤い街並みが特徴で、当時の吹屋の情景や雰囲気を感じることが出来ます。

ベンガラの産地として栄えていた頃、この辺りは旅館や食事処が多くあり、人の流通が多かったそうです。
今はカフェになっている松栄館は、当時旅館として営業していたことが中の看板から知ることができました。


こちらは今の松栄館の中の様子です。

また「旧片山住宅」は、ベンガラ」の豪商であった片山家の当時の暮らしに触れることができ、建物からどれだけお金持ちだったのかを知ることができます。

片山家や他の富裕層の家は、快適に暮らせるために様々な工夫を施した造りでした。
例えば、家全体に泥棒対策がされており、隠し扉の奥に部屋があり、一見しては分からない造りでした。隠し部屋から3階に上がっていくのですが、そこに行くまでの通りは暗く、狭いため、本当に何かあった時にしか使わなかったのではないかと思います。

実際、そういう造りにした理由として、狭すぎて刀を振って戦えないようにするためだと伝えられています。
階段が暗い理由は、気付かれない様にするためだけではなく、上からの攻撃ができるからだと考えられています。私は実際に3階に上がってはいませんが、上から見下ろすと下は明るいため人影が見え、優位に攻撃が可能だったのではないかと考えます。

他にも、外壁がなまこ壁であるところです。ただのなまこ壁ではなく、中心にある、丸などの模様は、壁の職人がその家の方に気に入られようとつけた模様であると言われています。

この話を聞いて、家が人の暮らしを守る役割を果たしていたんだなと思いました。人々の知恵が詰まっている素晴らしい家でした!

風景を守るため、郵便局も赤い建物にしています。とても綺麗ですね。

次はここの通りから少し離れた場所に、「きいろい台所」というネパール人の方が作るカレー屋さんに訪れました。

いつも食べるカレーとは違った味で、とても美味しかったです。材料も本格的で、スパイシーでした。ぺろっと食べられました(◉ڡ◉)

最後は、現役の学校で最古の学校として、日本遺産に認定されている「旧吹屋小学校」に行ってきました。リニューアルオープンに向けて改修中のため、外観しかみれてないのですが、とても美しかったです。

吹屋に行ったのは今回が初めてで、昔の建物がとても素敵でした!ガイドさんに話を聞いて、装飾品や建物の造りなどにはちゃんと意味があり、それぞれの役割があったことに気づきました。
古いから美しいだけではなく、人々の暮らしの美しさに惹かれました。建物を見る際の見方や価値観が変わりました。

以上、吹屋散歩でした~

最後まで読んでくださり、ありがとうございましたm(_ _)m

吉備国際大学 宮地 真衣でした。