高梁に移住した移住者の暮らしを紹介する「高梁移住物語」
第一回目は高梁に移住し、お茶とサトウキビを生産している浦田さんのお話。

浦田さんはお茶とサトウキビを栽培しており、6次産業として加工場も自ら建設中である。

岡山でサトウキビが作れるのかって?
沖縄のイメージが強すぎるこの作物。
なんと、昔は岡山全体でサトウキビは生産されていたらしい。
現在は生産量が減ってしまったが、浦田さんは復活させようと活動している。

自身をキビ中(サトウキビ中毒の略)と言うくらい、サトウキビが大好きな浦田さん

岡山の玉野市出身の浦田さん。
現在は高梁で旅農人ふぁーむ(たびのひと)という屋号で農業と特産品加工・販売を行なっている。屋号に旅農人と書くように浦田さん自身旅人であった。これまで、自転車で日本を2周した。しかも右回りと左回りで。
旅の間は、北海道富良野のラベンダー園・メロン農家と沖縄のサトウキビ畑などでバイトして農業の経験を積んでいた。
無事に日本2周を終えた後も自転車で北海道と沖縄を往復してバイトを続けていた。そんな時、東北で震災が起き、7ヶ月ほどボランティアで復興活動を行なった。

この震災を機に、地元玉野への心配があり岡山へ戻って来た。
沖縄で出会ったサトウキビを地元玉野で取り組みたかったが、農地が見つからず、きっかけもなかった。
そんな時、高梁市松原町で高梁紅茶を作る、藤田泉さんから「空いているお茶畑があるからやらないか」と声をかけてもらい高梁へ移住した。

高梁紅茶を生産する藤田さんがきっかけとなった

移住して6年になる浦田さん、自身の生産したお茶やサトウキビを通してこれまでにない高梁の新しい特産品を開発している。
昔、地域の人が休憩時にお茶の葉を炙って、お茶として飲んでた話を聞いて、作られた炙り番茶。
沖縄でバイトをして、美味しさ・楽しさにハマったサトウキビを雲海が出る松原の地で栽培し、そこから黒蜜を抽出したこだわりの一品「天空の黒蜜」など岡山では珍しい商品を生み出した。デザインも浦田さんが何度も推敲した可愛い仕上がりとなっている。

炙り番茶は、焚き火でじっくりローストしている

浦田さんに、移住しての暮らしを伺った。
「苦労したのは、地域の人のことが最初は分からずに後々わかってくることかな〜。あとは旅じゃなく地域に根ざすので移動がなくなることが若干のストレス」と旅人らしい回答。

移住しての良かったことは地元の人と仲良くなれること。楽しい生活をするには地域の人とのコミュニケーションは不可欠だが、その出会いの場があるのがいい。

高梁は空気がきれいで、浦田さんの花粉症も軽減されたらしい!
花粉症に悩んでる人にもこれは良い情報ではないでしょうか。
田舎は花粉が土に吸着されたり、風に乗って遠くまで飛んでいったりと都会よりも花粉が少ないのが軽減に繋がってるらしい。

松原町から見える吸い込まれそうな青空

気になるお金の面だが、トマトやピオーネを新たに栽培すると多額の初期投資が必要と聞くが、浦田さんの場合はほとんど費用がかかっていないらしい。
お茶畑は借りている、機具も離農した方から譲り受けたり、加工場は自作していたりとやり方によっては費用をかけずに就農することもできるという。
これは就農を検討している人にとっては朗報ではなかろうか。
タイミングや出会い、作物種もあるが、移住・就農のテクニックも浦田さんのような先輩移住者が高梁にいると安心感が違う。
何より、いつもニコニコ笑顔で親しみやすいので、何でも教えてくれそうな気がした。

浦田さんの笑顔に癒される。

きっかけや金銭面の裏話までずっと優しい笑顔で話してくれた浦田さん。
ありがとうございました。

https://www.facebook.com/tabinohitofarm/ 旅農人ファームフェイスブックページ

特集【新しい風】高梁初!いや世界初!!高梁炙り番茶