こんにちは!移住コンシェルジュの山縣です☺️
今回は45年ぶりにUターンで高梁市の備中町平川という地域に移住された方に移住の経緯やUターンについて色々とインタビューさせていただいたのでご紹介させていただきます。
備中町平川は高梁市の西部に位置する農業が盛んな山間部の地域です。標高が高い平川に上がっていくときは雲の形の可愛らしい標識があります。
上がった先にはぶどうの棚や田んぼが広がるのどかな風景が広がります。
それでは今回インタビューさせてもらった方をご紹介します!!
・氏名:内田 敏幸(うちだ としゆき)さん
・出身:岡山県高梁市備中町平川(ひらかわ)
・年齢:1954年生まれの68歳。(もうすぐ69歳!)
・家族:妻と子供。高梁市へのUターンは単身移住。
・家業:代々専業農家
・高梁にはいつまで?:小中高まで高梁で過ごし、高校卒業をきっかけに京都へ進出。
・職歴:高校卒業後、「西友」に入社。30年ほど働き、2003年に早期退職し岡山へ帰ってくる。岡山に帰ってきてから「大黒物産」で店長などを務め、ひょんなことから兵庫県の食肉卸会社「ミートピア」に転職。10年ほど働き、65歳の時に「岡山の実家に帰りたい」と決心し、Uターン移住を決め、2021年に空き家になっている実家に引っ越す。現在は地元の「農協:JA」にて肥料や資材の配達などの仕事をしている。
ではさっそくインタビューを見ていきましょう☺️!
山縣(山):高校卒業をして京都に出られたとのことですが、出てみたいという気持ちが強かったんですか?
内田さん(内):そうですね、ずっと田舎で育ってきたので一度都会に出たいという憧れはありました。また従兄弟が一足先に都会に出ておりその話を聞いていると余計に出たくなりましたね。
👇内田さんが通っていた平川小学校(現在は廃校となっています)
山:長男とのことですが、家業を継いで欲しいとは言われなかったですか?
内:言われましたけど、最終的には快く送り出してくれましたね。
山:便利な都会暮らしをされていて、岡山に帰ってこようと思ったのは何かきっかけがあったんですか?
内:京都に行ってからも備中町の暮らしが懐かしいな、あの田舎風景でまた暮らしたいなという気持ちはずっとありました。出てみて気付きましたね。父親を早くに亡くし、母親も亡くなってからは毎月必ず空き家になった実家周辺の草取りや、母が作っていた畑の野菜などの世話に頻回に帰っていました。一度40代の時に岡山の会社に就職しましたが、その時は岡山市に住んでいたので、65歳になって「もう実家に帰ろう!」と一念発起して妻を説得し、単身でUターンしました。
山:Uターンされたということで、ご近所さんや平川の方々には歓迎されたんじゃないですか?
内:そうですね、Uターン前からちょくちょく実家には帰って家周辺の手入れはしていたので、その時から帰ってくるたびに声をかけてもらっていたので関係は良好でしたね。帰ってきて2年になりますが、集まりや行事などがあると声をかけてもらえるので積極的に参加しています。
山:奥様は平川には移住はされないんですか?
内:まだ分かりません。今は大阪に妻は住んでいて、子供たちも関西に住んでいるので、私も大阪にはちょくちょく通っています。妻も子供も時々平川には来ていますよ。
山:平川に移住した後に、都会に住んでいた時との生活のギャップはありましたか?
内:それは正直ありましたね。すぐ近くにコンビニもないし、電車もないし、近いスーパーでも30分以上かかりますし。便利さを比べたらそりゃ不便ですよね。でも、車社会だからこそ、休みの日などに「ちょっとドライブしてみようかな」っと気分転換にドライブが気軽にできるのは良いですね。家の周りを散歩するのものどかな風景に取り囲まれているので散歩好きにはたまらないですね。
山:移住してよかったことと気になったことはなんですか?
内:気になるところは、どうしても人が少ないところなので、家にいてふとした時に「なんかさみしいな」と感じることはあります。同じ状況で母は1人で暮らしていたので、やはり母は「強い人」だったんだなと実感できました。良いところはたくさんありますよ。何よりUターンだからこそ、平川での暮らしには慣れていますし、いわゆる地元の「風習」にも違和感もないですし、みなさん気にかけてくれるのが分かるから嬉しいですよね。今の仕事も地元の友人の紹介で決まりましたし、繋がりが見えるのがいいですね。
山:現在高梁市には「Uターン移住者」に特化したサポートが無い現状ですが、それについてはいかがですか?
内:やはり移住するには住み慣れた場所に帰ってくる「Uターン」が一番良いんじゃないでしょうか。Uターン者に特化したサポートがあると他の高梁市を出た人も帰ってきやすくなると思います。ぜひ高梁市にはUターン者のサポートを期待したいですね。
山:最後に現在移住を検討している方に一言お願いします。
内:高梁住みやすいですよ☺️空気が綺麗だなって素直に感じました。そしてUターンをするならぜひ実家や実家がある地域をおすすめします。やはり住み慣れた土地が一番です。よく「人間セコム」と呼ばれるように地域の方が「昨日電気ついてなかったけど、どうしたの?」と見回りをしてくれますが、慣れた土地なので特に「監視されている」とは感じません。そういうのを含めて「気にかけてくれている」と感じるので。ぜひUターン移住も検討してみてください。
以上です。
内田さんが仰られるようにUターン移住には移住の最初のハードルである今住んでいるところと移住先での「ギャップ」がほとんどないので移住を失敗することが少ないですよね。一度は地元を離れた方も離れてみてわかる地元の良さもあるのではないでしょうか?
この内田さんへのインタビューが少しでも移住を考えている方の参考になってくれると嬉しいです。
もちろんUターンじゃない方も大歓迎です!高梁市の暮らしぶりなどいつでも案内させていただきますのでお気軽にご連絡お待ちしております☺️
内田さん、今回はインタビューにご協力いただきありがとうございました。
山縣でした😆