【報告】新春!空き家バンクツアー無事終了!

こんにちは。全国的にも大寒波で様々影響が出ていますね。
高梁市も平地で15cmくらいの積雪があります。明日の凍結が心配ですね。

さて、1月21日(土)と22日(日)に一泊二日で空き家バンクツアーを開催しましたので報告させてください。
定員8名の中、5組6名の方が参加していただきました。
参加者全員が遠方の県外の方で、高梁市に来るのが初めての方が多かったです。
高梁市内の移動は全て地元のタクシー会社にお願いし、タクシー(ジャンボタクシー)で移動しました。

1日目はお昼過ぎに集合し、高梁市の観光名所である「吹屋ふるさと村」に行き、店舗物件1件を見学しました。
100年以上の家屋でいわゆる「古民家」です。吹屋ふるさと村は日本遺産の町であるため、気軽なリフォームというものができない現状や、冬は厳しい寒さで観光客が減るためなにか商売しようとしても工夫が必要なことなどを地元の家主さんからその土地ならではの話を聞かせていただきました。



物件見学後は吹屋ふるさと村の村長さんにガイドを依頼し、吹屋の町並みを散策。
ベンガラで栄えた歴史や、その後街並みが全く変わらず現存している町民の努力などの話を聞いた参加者からは、「人の生活が残っているからこそのどこか懐かしい雰囲気があるんですね」などの声をいただいた。

二日目は松原町(まつばらちょう)の物件を2件回りました。
松原町は秋頃は毎日と言っていいほど、雲海が見れる高い場所に位置する町なので、雲海が見渡せる物件と、日本昔ばなしに出てくるような田園風景が広がる物件を案内。
小規模な修繕で住める物件です。

お昼は高梁市の西部に位置する川上町(かわかみちょう)の元地域おこし協力隊の方が経営している地元食材をふんだんに使ったカフェ「まのび堂」にお邪魔しランチをいただきました。
店主の西原さんはご自身で「和紅茶」の茶畑を管理しており、自然農法に興味がある参加者からは茶畑の管理や製造過程、またカフェの物件のリフォームの流れなど、先輩移住者に色々質問し高梁市への移住のイメージを深めておられました。


午後からは高梁市の東部に位置する有漢町(うかんちょう)に行き、2件の物件を巡りました。
参加者の方で、有漢が移住先として有力候補だった方がいらっしゃいましたが、実際に物件を見学してみると、HPだけでは気づけない家の周囲の環境(日当たり、隣家との距離、田畑の様子など)を知ることができ、イメージしていたものと違ったっと仰られていました。イメージしていたのと違ったのは残念ですが、ツアーに参加してもらうことで実情をリアルに伝えることができたのはツアーの成果だなと感じました。

今回のツアーをしてよかったな感じたことは、
・参加者同士の交流も自然と生まれ、移住検討者同士で情報交換ができていた
・HPの情報だけでは伝えられない物件周囲の雰囲気や住んでいる人たちの雰囲気がリアルに伝わった
・先輩移住者のリアルな体験談を聞くことで移住のイメージを掴むことができた
・高梁市の冬の気候を体験してもらうことができた

今回のツアーはあえて高梁市にとって不利な条件の時期に開催させていただきました。
名産のピオーネやトマトもなく、山の木々は枯れていて、寒いというこの不利な条件でも「住める」かどうかを判断してもらいたかったので、参加者にもその意図がしっかり伝わっているのが会話の中から伝わってきたので、開催してよかったなと感じました。

好評だったので、今後も物件条件を絞ったツアーや、時期を絞ったツアーなどなど、色んなバリエーションの空き家バンクツアーを開催したいなと思っているので、今回参加できなかった方はぜひ次回のツアーにご参加いただけると嬉しいです!!

参加いただいた皆様
ツアー中お世話になった関係者の皆様
本当にありがとうございました。

高梁市移住コンシェルジュ
山縣 麻理子